設立趣旨


理事長 画像

名誉顧問 清水卓治

名誉顧問 山下嘉治

昨今の演出空間における舞台設備の装置やテクノロジーは、会場の大型化と演出の多様化に伴い、日進月歩の発達・進展を見せてまいりました。

そしてその華やかなステージングは、舞台、照明、音響、映像、特効、電源など、多くの技術者の懸命な努力によって支えられてきております。

しかし一方で、これらの作業の中で、人的な災害や物損事故の発生が絶え間なく聞こえてくるのは、誠に残念なことです。

 私達の現場作業は一見建築現場とよく似ております。建築業界では安全制度や規範は確立されており、その法令や規則で拘束はされているものの作業員の安全は守られております。

しかし、私達の業界は、その発注形態やコンサート・イベントという特殊性において建築業界とはまったく異なっており、現状の建築関連の法令を当てはめることはできません。

演出空間に携わる技術者・スタッフの安全を確保するための独自の考え方を築き上げることが急務であると考えます。


理事長 清水太郎


目的


日本舞台技術安全協会は、演出空間(コンサート・演劇・舞台・テレビ・イベント等のスペースを言う)における安全に関する調査・研究・研修会等の開催、安全管理、保全等を行い、演出空間での安全強化を図ることにより、文化芸術を愛する市民により良い演出空間を提供し、もって我が国の文化芸術の発展に寄与することを目的とします。